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執筆者の写真Sapiensis BodyCare

UTインタビュー#1:感覚に落とし込む施術の本質:自身と他者との調和を目指して

2024年10月08日 10:00 – 18:00 @田端ふれあい館にて 

2回目のユニバーサルタッチの探求 〜想いが伝わる触れ方が開催されます。

今回メインの講師の馬場先生にUTではそもそも何をするのか?

をチーム内でインタビューしてもらいました。

臨床歴の長い、また日々忙しくされている施術の哲学に触れることができる貴重な内容となる第1弾をお伝えします。




UTを通じて伝えたいのは、単なる左脳的な知識や理論ではありません。それはもっと深い、自分自身の感覚として落とし込むこと。大切なのは、頭で理解するだけでなく、体で体感することです。これは当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実際に体でそれを共有できるかどうかが、施術の成功を左右します。


自己組織化とクライアントとの調和


施術を行う際、手技でコントロールしようとするのではなく、自然に自己組織化されるプロセスに委ねることがあります。このとき、クライアントの体は自然と全体的なバランスを見つけ、痛みや違和感が少しずつ軽減されるのです。驚くことに、劇的な改善ではなくとも、「残る痛みが少しだけど、良い感じがする」といったポジティブなフィードバックを得ることが増えました。


これは、すべての痛みや不快感を取り除くことが最善とは限らない、という仙台の先生の言葉にも共鳴します。「60点がいいんだよ。自分で治す余地を残してあげることも大切だ」と。これは施術者としての成長を促すものであり、相手の自己治癒力を信じる姿勢を改めて見つめ直す契機にもなります。


遠隔施術での気づきの変化


エネルギー施術や遠隔セッションでは、以前はより良い結果をクライアントに届けようと必死でした。しかし、最近ではクライアント自身が問題に気づく率が高まり、より主体的に自分の課題を見つけるようになってきています。


自分が施すだけでなく、クライアント自身が「これが私の課題なんだ」と自覚することが増えたのです。そうした変化を見るたびに、施術の中で一番大切なのは「本人が気づくこと」だと再確認しています。


適切な介入と治癒力の信頼


私たち施術者は、時に介入する必要があります。しかし、その介入の時間や程度は最小限にし、クライアント自身の治癒力をどれだけ信じ、引き出せるかが重要です。介入しすぎることなく、その人の治癒のプロセスに委ねることが、最も誠実なアプローチなのです。


施術を映画のプロローグのように捉えると、出会いの瞬間から化学反応が生まれ、物語が進行し、最後には穏やかなエンディングに向かいます。この変化の過程が施術者としての20年以上の経験でも飽きない理由です。


施術の基盤を強化する


施術には手技的な感覚が土台にありますが、技術や知識を増やすよりも、自分自身の感覚に気づくことが何より大切だと考えています。これは、体の使い方や自然と一体化したときの感覚に通じるもので、武道や登山など、さまざまな経験が土台となります。


参加者それぞれが持つ体験を活かし、その感覚に気づくことで、より深い施術が可能になります。新しいものを加えるのではなく、既に自分の中にあるものに気づくことが、施術の根本にあります。


最後に


施術やセッションは、新しいテクニックや知識を追い求めるだけではなく、自分自身の感覚に落とし込み、それを他者と共有することが鍵です。根本的な部分を見つめ直し、毎回新鮮な気持ちで施術に臨むことで、施術者としてもクライアントとしても、より深い体験ができるのです。


これらの感覚の大切さを皆様と共有していけたらと思っています。



今回のブログ内容の動画はこちら↓





ーーーその他のご紹介動画ーーー

1 講師紹介


2 ユニバーサルタッチの探求とは


3 セミナーを受けることによって何を得られるか



ーーーーーインタビューにいた講師陣ーーーーー

OMT馬場カイロプラクティック院 代表

馬場 正孝

・4DSプラクティショナー

・4DS姿勢分析師

・BRM療法 テーブルトレーナー

・JSC 東日本支部 代議員

・KOセミナー受講終了

・Dr.ケリー・ダンブロジオ ケリーメソッド

・エナジェティックバランシング(EB)ティーチングアシスタント

・全国展開リラクゼーションサロン技術顧問として指導歴15年



広沢カイロプラクティック 代表

広沢 祥一

臨床歴20年4万人以上を施術の実績

・RMIT大学日本校カイロプラクティック学科(現TCC) 卒業

(世界カイロプラクティック教育委員会(CCE)認可国際教育プログラム5年制)

・応用理学士(臨床科学)Bachelor of Applied Science(Clinical Science) -Australia-

・カイロプラクティック理学士Bachelor of Chiropractic Science -Australia-

・ICAK認定100Hours 修了/認定試験合格

・Doctor of Chiropractic DC

・内臓オステオパシー基礎中級

・カウンターストレイン

・誇張法

・頭蓋オステオパシー

・エナジェティックバランシング(EB)レベル1・2・3

・シータヒーリング



整体院ライフィール 代表

小林 篤史

・Dr.ケリー・ダンブロジオ ケリーメソッド

・エナジェティックバランシング ティーチングアシスタントリーダー

・ケリーメソッド勉強会 講師

・ケリーチーム 代表

・リンキングアウェアネス

・シータヒーリング


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